それは、塊感と浮遊感の共存。
ソリッドで一体的な、ジュラルミンボディ。
無機質ではなく有機的な美しさを湛える理由は、
下部から中央に向かって施されたわずかな膨らみ。
そして、中央から上部へと向かう途中に、空白。
通常、ペンに刺さる形で存在するノック部だが、
ZOOM C1にはその接合部が見当たらない。
理屈で考えれば非現実的な装いのはずが、
不自然さを超えて、現実に溶け込む。
実は、ボディとノック部分は
目立たないクリップでしっかり接合しています。
また、空白の内側はさりげなく山なりの形状になっていて、
連続性を感じさせます。
それでも、流線型のボディや、
金属の光沢が演出する神秘的な全体像によって、
そこに確かに浮いている錯覚を
つくり出しているのです。
手に負担のない重量でありながら、建築材料や航空宇宙機器部品に使われるほどの頑丈な素材。
ボディ本体は文具では珍しいジュラルミン合金を採用、
切削加工することで強度を損なわず美しいフォルムを生み出しています。
表面にアルマイト加工処理を施すことで、耐食性も強化。
ノック部とボディを接合するクリップは亜鉛ダイキャストを選択し、
折れないよう強度を十分に確保しています。
自然に影響されて色を表現してきた日本。
原色でもなく金属素材そのままの色でもなく。
ほどよく手を加える美意識によって、
少し墨の入った青、光で印象を変えるシルバ、黒よりも純粋な漆黒、この3色が完成。
加飾難易度の高いジュラルミンに対して
繊細な色調整を繰り返し、
大人が持つのにふさわしい風合いに仕上げました。
ZOOM C1のために開発されたリフィルです。
長年にわたり培われた技術力のもと、
滲みや裏写りを気にせず自在に線を引ける書 き心地を追求。
プライベ トはもちろん、ビジネスでも書く行為を刺激し、
ペンを執る行動をよりポジティブにしたいと考えました。
※リフィルの交換方法は取扱説明書をご覧ください。